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今週の救命病棟24時 - 第9話

9話の寺泉のせりふ、なかなか言えるものではない。
日本の政治家であのようなことを言える人が、
果たしてどれだけいるのだろうか。

今回の
「消防士は人命救助したくてもできなかった。火を消せるのは彼らしかいないからだ」
という意味のせりふの持つ本当の重さは、消防士以外にしかわからないのかもしれない。
消防士以外がこのせりふの行間を読んでも、上っ面だけだろう。
救命病棟24時のせりふは、ほかにも医師や看護師、政治家など、
特定の職業以外ではありがたみがわからないことが多い。
(脚本家は消防士でも医師でもないからその脚本のせりふも所詮軽いもの、
という批判があってもここはおいておこう)

佐倉のせりふもまたしかりだ。
無知な私は、コマネチがあれだけの苦難を乗り越えてきたことを知らなかった。
脚本家もよくこの例を持ち出せたものだ。

消防士は24時間勤務だ。
普通の人から見れば、肉体的に過酷な仕事を強いられるのに
(火事がなければ楽かもしれないが、訓練してスキルを保つ努力もしている)、
今回のドラマのように精神的にも追い込まれると、
生きるのがいやになってもおかしくないはずだ。
一方で、医師はそんな人たちの肉体だけでなく、
時には心もいやさなければならない。
いまさらながら、どんな仕事にも楽なことはないのだな、と知る。

それにしても、最近は日比谷(小市慢太郎)と佐倉(大泉洋)の出番が増えている気がする。
公式Webの「メッセージ」を読むと、
主役の進藤(江口洋介)と楓(松嶋菜々子)に対する感想が多いのは当然として、
黒木(香川照之)、9話終了後は寺泉(仲村トオル)といった準主役級への感想に混じり、
日比谷と佐倉に対するメッセージが意外と多いようにも感じる。
それに対し、磯部(京野ことみ)や大友(MEGUMI)に対するメッセージの少ないこと。
女性陣はもっとがんばってほしいものだ。

日比谷と佐倉の登場シーンが多いのは、視聴率対策もあるのかもしれないが、
私は演技が上手いからではないかと思う。
小市と大泉の演技の上手さは、せりふのないシーンを見れば一目瞭然だ。
ちょっとしたしぐさや表情などにそれが現れている。

小市と大泉に共通しているのは、舞台経験が豊富だということだ。
ろくに舞台も見ないで偉そうなことはいえないが、
舞台演劇では舞台に上がっているあいだ、
俳優は常に観客に(時には至近距離で)見られている。
その上、当然のことながら、舞台本番では失敗は許されない。
ドラマの撮影のように、何度も撮り直しがきくわけではない。
だから、ドラマであってもカメラに映っている限り、
常に見られている、失敗は許されないという緊張感を保てるのかもしれない。

演技力の高さは、ドラマで伝えようとしているメッセージを表現する上で
重宝されるのだろう。

あとは、小市と大泉にとって、役がはまったというのもあるのかもしれない。

現在、個人的に小市と大泉に注目しているが、
私の目は節穴ではないことを信じたい。

医師に関連したドラマでは、「87%」もいい感じだ。
こちらは患者の心理にスポットを当てているようだが……

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