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「Googleの強大化」は我々に何をもたらす? を読んで

ITProの「「Googleの強大化」は我々に何をもたらす?」という、シンポジウムの報告記事から。
「生ごみが産卵しています」はともかく(もっと誤変換を知りたい人は元ネタの「漢検 変“漢”ミスコンテスト」を参照)、記事にあった


ICTによる弊害として、漢字を読めても書けない「変換退行症候群」、よく知らないことでもインターネットで検索すれば分かった気になる「知ってるつもり症候群」、いかなる時もメールへの返信に追われる「24時間症候群」などを列挙。ICTを人間にとってよりよいものにしていくには、大きな視野で物事を考えていかなければならず、そこで重要になるのが「環境知能」だという。

のくだりが気になった。
「変換退行症候群」や「知ってるつもり症候群」は耳が痛い。

本題の「Googleの強大化」だが、記事を読む限りあまり議論されていない気もする。
また、記事では4人のパネリストのうち、東浩紀さんに関連した文章が一番長く、次に石黒浩さんで、残り2人は短くてよくわからない。
実際のシンポジウムでも東浩紀さんと石黒浩さんのプレゼンテーションの時間が長かったかどうかはわからないが、これじゃ批評のしようがない(もし、記事の扱いが記者さんの守備範囲や興味に左右された結果だとしたら、偏りがあって悪い記事だ)。
ただ、東さんの
「『Web進化論』は優れた本だが、あれを読んで、Googleの強大化に恐れを抱いた人は少なくないのではないか。この恐れは、まさに環境管理に対する恐れだ」(「「Googleの強大化」は我々に何をもたらす?」の記事より)という言葉を読んで、本当に『Web進化論』(タイトルが微妙に違うが、この本のことか? 私はまだ読んだことがないが)が優れた本かや、Googleの強大化が本当に環境管理の恐れかどうかが気になるが。
(追記: 「ウェブ進化論」は買いました)
# ウェブ進化論の著者、梅田望夫さんはここここを見る限り、情報科学の修士を持っているので、少なくとも技術面で極端に間違ったことは書いていないのだろうし、また大手コンサル会社勤務後独立した経験から、ビジネス面でも鋭い指摘を著書で展開することが期待できそう

Googleの強大化といっても、Googleに限らず道具は使う人次第なのだから、良い面と悪い面をきちんと把握していれば恐れるに足らず、だと思うけど。

Google、NTTといえば、国産でGoogleに対抗できる検索エンジンを作ろう、という記事が昔あった(たとえばこれ)。
ちなみに、NTTのgooはかつては自社の研究所で研究を進めた(確か)完全自前の検索エンジンを使っていたし(現在はGoogleと提携)、ほかにもNEC、富士通、東芝、日立なども研究を進め、実用化していた。
いまさら、という気がしないでもないが、うまくいくのかな……
もちろん、いろいろな企業のいい技術を上手に組み合わせ、よりよい検索エンジンを作ろう、というのであればいいことだと思うが。

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