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October 2006

INFOBAR2から携帯のデザインを考える

著名デザイナーが手がける携帯に先鞭をつけたauから、INFOBAR2のプロトタイプが登場していた。

口の中で溶けかけた飴をイメージ──「INFOBAR 2」のプロトタイプ登場
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/31/news038.html
参考: INFOBAR(初代)
http://www.au.kddi.com/au_design_project/seihin/infobar/

初代INFOBARの製品版を知ったとき、アンテナの突起がなければすごくいいデザインだと思ったのを憶えている。
それに比べ、INFOBAR2はアンテナの突起がない。
デザインも初代の直線的なものと比べ、曲面を使っているのが印象的だった。
ただ、ボタンは初代が透明だったのに対して2は違うようだ。
個人的には、初代のようなボタンのほうが好き。

INFOBAR2の本体裏はのっぺらぼう。
カメラなどは搭載しないのだろうか。
初代INFOBARのスペックは、当時の最高レベルと比べてもかなり見劣りしていたという印象がある。
それだけに、INFOBAR2はカメラや液晶画面などのスペックが向上すると思っていたが、どうなるのだろうか。
もっとも、上の記事にあるのはプロトタイプなので、実際のモデルは大きく変わる可能性があると思うけど。

ほかにもauはこんなモデルを。

基板、ひび、ヒップフラスク──auのコンセプトモデル3種がお目見え
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/31/news044.html

個人的には、cypresが気になる。
スケルトンの携帯はありそうでないので、実際に販売されるのか興味深い。
ひび割れ加工がしてあるKaosの発想は面白いと思うけど、ボタンが押しにくそう。

とここまでauの携帯を持ち上げてみたけど、いくらナンバーポータビリティが導入されたとはいえ、auに乗り換えることはなさそう(ちなみに今はDoCoMo)。
ただ、今の回線とは別にもう1回線auを持つ、ということはあるかもしれないけど、今の回線ですらフル活用していない状況で2回線持っても、なんだかね……
(DoCoMo以外の会社に乗り換えない理由は、ほかにもDoCoMoで十分満足、というのもある。ただ、料金、特に通話料金やパケット定額代はどのメーカーももう少し下げられると思う)

ちなみに、DoCoMo、au、SoftBankはそれぞれ以下のようなモデルを出す予定(すでに登場したモデルも)。

GPS、3Gローミング、WMA、ワンセグ、HSDPA──ドコモの冬モデル14機種
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0610/12/news045.html
Rev.A対応、デザインケータイなど総勢12機種──auの秋冬モデル
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0608/28/news041.html
HSDPA、光学3倍ズームの500万画素カメラも──ソフトバンク、13機種54色の新モデル
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0609/28/news064.html
個人的には、これは、というモデルがあまりない。
とはいえ、N903i(メインディスプレイは320×690ドット、一部モデルはハーフミラーっぽい加工も)、P903iX(アシンメトリーな背面が印象的)などHSDPA対応モデル、ワンセグ対応モデル、DRAPE(auのモデルの中では一番デザインがよさそう)、705P(デザインや機能はともかく、ここまで薄さにこだわるのは潔くていい)は気になるけど、無理してまで欲しいとは思わない。
ワンセグとHSDPAの両方に対応し、デザインがよい携帯が出れば欲しい。
それがDoCoMoから出れば文句なし。
デザイン面では、外観のほか、ディスプレイのフォントやアイコンなど、細かいところにも凝って欲しいけど、そこまで目が届かないんだろうな
(アイコンはインターネットからダウンロードできるモデルもあるから、内蔵されているものが貧弱でもまだ我慢できるが、フォントも、というモデルは数少ないようだ。それだけに、各モデルは内蔵のフォントやアイコンのセンスが問われそう。個人的にDoCoMoのF/Dシリーズのフォントが好き)。
とにかく、現状では故障でもしない限り、俺が携帯を買い換えるのはまだまだ先の話になりそう。

ポリヴァレントな人間を目指して

ポリヴァレント(polyvalent)という言葉をご存知だろうか。
入れ歯洗浄剤(それはポリd(ry

ポリヴァレントという言葉は、以前からフィリップ・トルシエ元サッカー日本代表監督が使っていたが、イヴィツァ・オシム前千葉監督も、サッカー日本代表監督に就任してから口にするようになった。
# 同様の言葉に「オートマティズム」(自動作用、自動行為などの意味)がある
言葉を聞いたことがあっても、そのちゃんとした意味を知っている人は少ないだろう。

polyは「多くの」という意味を持ち、valentは「力のある」*1を意味するギリシャ語が語源である。
以上から、ポリヴァレントは元の意味から転じ、「多様性」と訳す*2ようだ。
*1 ランダムハウス英語辞典の説明によれば、-valentは原子価/相同染色体/抗体を持つという接尾語である
*2 ランダムハウス英語辞典の説明によれば、polyvalentは多価の/多原子価の/多種の抗体を含んだという意味で、化学などの用語である。multivalentも同義である(こちらには、一般的な意味として「多面的な価値[意味]を持つ」との説明もある)

前置きが長くなったが、ポリヴァレントな人間、つまり多様性を持つ人間というのが世の中にはいる。
特に、文武両道の天才、何をやらせてもすごくて多くの才能を持つ、様々な分野に精通しているなど、身の回りや友人にそういう人が1人くらいいるだろう。
そういう人間にただあこがれるだけでなく、少しでも近づこうと考えるなら、闇雲に努力しても近づけないのが現実だ。
世の中は決して甘くない。
たとえ近づいたとしてもそれだけではダメで、満足したらもっとダメだ。
オシム監督は市原(千葉)の監督時代、
「私には、理想とするサッカーはない。『こういうチーム』と決めてしまうとそれ以上のチームにはならないからだ。完璧と言えるチームはないと思っているし、起こりうる状況の中で常に前進して行くだけだ」
「どの選手に対しても、常に満足することはない。なぜなら、満足してしまうと成長が止まってしまうからだ」
と語っている(以上、ジェフ千葉公式サイトの「オシム語録」より)。
サッカーとチームを「人」に置き換えたら、私が書こうとしていることがなんとなく理解してもらえると思う。

一方で、「天才と器用貧乏は紙一重」という言葉があるように、ただのポリヴァレントな人間では中途半端なだけだろう。

では、どうすればいいのか。
ヒントになりそうなのが、「一芸は万芸に通ず」という言葉だと考えている。
まずは1つのことを極めようと、現状に満足せず、自分を高め努力し続ける。
そうすれば、やがていい意味で自分の個性や独自性も磨かれ、そこからさらにいろいろな分野で自分の能力が生かせ、最終的にはポリヴァレントな人間に近づけるのかもしれない。
また、視野を広く持つことも重要だろう。
いくら1つのことを極めようとしても、タコツボにはまってはいけない。
様々な知識や考えに触れ、吸収することで、専門性を高めつつ、ポリヴァレントを目指すことができる。

そんなことを考えた今日この頃。

GoogleがYouTube買収

ネタだと思っていたけど、本当に買収するとはね……
と書いたのも、買収したのが様々なところで話題となっているYouTubeだけに、個人的にはインパクトが大きかったからだ。

個人的に気になるのは、GoogleにはGoogle Videoという、YouTubeと同様の動画共有サービスがあることだ。
これらは競合しないのか。

http://investor.google.com/whatsnew.htmlによれば、


Google to Acquire YouTube
October 9, 2006

This afternoon, we announced that we are acquiring YouTube for $1.65 billion in stock. YouTube will operate independently following the close of the transaction, which is expected in the fourth quarter of this year.

Google and YouTube share the vision of enabling anyone to upload, watch and share original videos worldwide, and the dedication to innovate with video to offer compelling services for our users and for content owners. By working together, we believe that YouTube and Google will be able to offer a better, more comprehensive experience for our users and new opportunities for content owners and advertisers.


とある。
さらに、詳細なプレスリリース(http://www.google.com/press/pressrel/google_youtube.html / http://investor.google.com/releases/20061009.html)も出ている。

これらをざっと読んだ限りでは、GoogleとYouTubeはオリジナルビデオの共有などでビジョンを共有している、GoogleのYoutube買収は最も早く大きく成長するビデオコミュニティ(YouTube)とGoogleのインターネットでの情報組織化と新たな広告モデル構築の経験を結びつける、などは書かれているが、これだけ読んでも買収の意図や真意が俺はまだつかみきれなかった。

Internet Watchの「GoogleがYouTubeを16億5,000万ドルで買収」の記事では、もう少し詳細が述べられている。
この記事によれば、GoogleがYouTubeの改良点を見つけたことや、Google VideoはYouTube買収後も存続することなどがわかる。
冒頭で書いたGoogle VideoとYouTubeの競合だが、両方とも存続するということはある程度の競合は避けられそうにないが、一方で共存を図るようにも見える。

また、http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20061009では、「Googleの傘下に入ることは、YouTube創業者にとって、NASDAQ上場よりうんといい話だったのだ」や「「こんなものゼロから作れば俺たちの方がいいものが作れる」という「天才的技術者の発想」より遥かに上位のところで、Googleがきちんと「正しい経営判断」を下す会社になった」と書き、Googleを評価している。

以前からGoogleは、自前で何でもソフトウェアを作って公開するというわけでなく、Picasaをはじめ多くの企業を買収して得た技術を利用することもあった。
このことは、自分たちで何でも作る前に、すでに良いものがあればそれを利用・改良し、車輪の再発明はなるべくしない、とも個人的には受け取れる。
(参考1: http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0407/14/news016.html

上で「買収の意図や真意が俺はまだつかみきれなかった」と書いたが、今回の買収も今までの企業買収の延長線上にあると考えれば、ある意味自然な流れではあり、意図の1つも見えてきそうな気がする。
(参考2: Googleの買収企業 - http://www.seobythesea.com/?p=64

さらにこんな記事も。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/11/news068.html


「Google VideoがしようとしていることとYouTubeがしようとしていることは重なる部分がある。両者とも技術的なことや法律的な部分などを研究し、チャレンジしている。同じこと、新しいことをしようとしている人たちが両方の会社にいる。方向がいっしょならば、いっしょにやればいいじゃないということになった」(グーグル広報)

GoogleとYouTubeのビジョンが共通しているという、Googleのプレスリリースの言葉をある程度踏襲した説明ではあるが、とにかく「似た者どおし一緒にやろう」ということだろう。
あとは共同作業でサービスや技術が進化することに期待。

YouTubeは他の動画共有サイトの追随を許さないようにも感じるが、最近は不正コンテンツチェック機能のあるClipLifeなど、さまざまな動画共有サイトが登場している(参考http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20194207,00.htm)。
このように、YouTubeは次々と登場するそのほかの動画共有サイトよりに対し優位性を保てるのか、またGoogleはYouTubeを使ってどんな新しい手を打つのか(技術的な面だけでなく、ビジネスなども含め)、個人的に興味は尽きない。
一方で、著作権侵害、公序良俗に反しそうな動画など、不正コンテンツ(ひとくくりにしてしまったが)の問題は、YouTubeをはじめ様々な動画共有サイトにとって頭が痛い問題だろう。
この問題の対処には、YouTubeのように連絡を受けてアップロード後に削除して対処するのが良いのか、あるいはClipLifeのように機械的とはいえ事前検閲に近いような形でチェックするのが良いのか(ClipLifeの技術面は個人的に興味がある)、前述した2つとは別の方法を考えるべきか、表現の自由と公共の福祉も絡んで難しい。
GoogleとYouTubeは、不正コンテンツ問題に1つの答えを出せるのだろうか。

GoogleとYouTubeの今後を見守りたい。

おまけ: A Message From Chad and Steve
http://www.youtube.com/watch?v=QCVxQ_3Ejkg

F1鈴鹿GP、アロンソが勝利

チームメイトであり、ポールポジションのマッサをかわしてトップに立ったM. シューマッハが、レース後半にリタイア。
リタイア前に2位につけていたアロンソが首位の座を守り、そのまま勝利。
アロンソは再びトップに立ち、トップ争いで大きなアドバンテージ。
コンストラクターズポイントでもフェラーリを再びかわす。
リタイアしたM. シューマッハの逆転優勝は、最後のブラジルGPで勝利し、アロンソが9位以下という厳しい条件に。
これらを考えると、なんだかむなしいな結末だ。

フェラーリにしても、アロンソの後塵を拝すことが多かったとはいえ、いままでほとんどのレースで完走し、ポイントを獲得したのだから、マシンはただ速いだけでなく、信頼性もあったといえる。
とはいえ、いくら信頼性を高めてもF1のトラブルはいつ起きてもおかしくはないが、こういう場面でエンジントラブルが起きるとは。

鈴鹿に限らず、今年のM. シューマッハの走りは37歳とは思えず、いまだに引退が不思議に思えるほどだ。
そんなM. シューマッハの走りをもう少し見たかった。
個人的に残念。

トヨタはせっかく予選でR. シューマッハが3位、トゥルーリが4位に入るも、決勝ではそれぞれ7位と6位。
トヨタのポイント獲得は良かったが、もう少しいい順位を獲得できただろうな、と思ってしまう。
一方で、ホンダはバトンが予選7位だったが、決勝では4位に。
バトンはM. シューマッハのリタイアを除いてもきちんと追い上げた点はさすが。
スーパーアグリが下位に低迷するのも相変わらず。
F1参入1年目が上位を争えるほど、F1は甘くなく、難しい。
ただ、2人の日本人ドライバーはいい経験がつめただろう。

最後のブラジルGPでは、上で書いたようにシューマッハ優勝、アロンソが9位以下、さらにマッサが2位でフェラーリがドライバーズポイントとコンストラクターズの両方でタイトルを取ってくれれば、とは思うけど、ここで書いたシナリオはあまりにもできすぎている。
一方で、ルノーの活躍はF1の盛り上がりというの観点から見ればフェラーリの対抗勢力が力をつけたという意味でいいことだけど、フェラーリ好きの俺には複雑な気持ちだ。

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