« 理数系の学力低下と「教育の沙汰も金次第」 | Main | ポリヴァレントな人材を育てる方法 »

Dream Theater武道館ライヴレポート

1月15日に行われた、Dream Theaterの武道館ライブに初参戦。
バンドにとって、武道館でのライヴはこれが2回目。
最初に行われた2004年のライヴの模様はDVD化されており、コンサートへ行けなかった私も見た。
映像と音を見聞きした限り、ヴォーカルのジェイムズ・ラブリエの声の調子があまりよくないな、という印象だったが、今回は果たして?

会場に入る。
私は2階席。
さすがにチケットは完売しなかったらしく、当日券も売られていたほどだ。
そのせいか、2階の東西ブロックの席は前方のほうにしか人がいなかった。
音楽が音楽だけに男性客が多そうだと私は思ったが、予想よりも女性客多し(カップルで来ていたのも含め)。
Dream Theaterの音楽が幅広く受け入れられているのかな?

今回は2部構成。
雑誌のインタビューでバンド(立ち読みだったので答えたのが誰か忘れた)が「2部構成にする」と答えていた通り。
ステージには、Systematic Chaosの限定版ジャケットにある信号機がぶら下がっていた。

(ライヴの模様)

最新作・Systematic Chaos収録のConstant motionで幕を開ける。
オープニングらしい選曲だ。
その後もステージの大型スクリーンの映像を交えつつ、ライヴが進行していく。
ラブリエの声は全体的によく出ており、武道館ライヴのDVDと比べ、その差は明らか。
ジョン・ペトルーシのギターは冴え、マイク・ポートノイのドラムの音はずしりと響き渡る。
キーボードのジョーダン・ルーデスは、時折ワイヤレスのショルダー・キーボードを持ってステージの前に立ち、演奏を盛り上げる。
ベースのジョン・マイアングは縁の下の力持ちに徹するも、存在感は相変わらず。
このように、メンバー全員確かなテクニックを惜しげもなく披露。
途中、ステージの大型スクリーンで、バンドのメンバーが登場するアニメが写っていたが(The dark eternal nightの時?)、少しだけ映像と音楽がシンクロしていたのはよかった。

15分の休憩を挟み、第2部へ。
ポートノイがニューヨーク・ニックスのユニフォームに着替えていた。
ポートノイのユニフォームにあった背番号は11で、現在はジャメール・クロフォードが使用している。

再開後初めて演奏されたIn the presense of enemyは、Systematic Chaosでは2曲に分けられていたけど、ライヴでは続けて演奏。
ちなみに、2曲のCDで表示される演奏時間を単純に足すと、約25分。
結構な長さだが、ライヴではその時間の長さを感じさせない。
この曲の前半はキーボードとギターが高速フレーズをユニゾンするが、ライヴで見るとやっぱりすごい。
ルーデスとペトルーシのテクニックに圧倒される。

アンコールのメドレーのTrial of tearsのBメロで``On the streets of New York city''というフレーズがあるが、そこでNew YorkをTokyoと言い換えていたのがほほえましい。
観客も大喜び(笑)
また、メドレーの曲がいずれもアルバムの最後の曲だということに気付き、In the name of Godを演奏したあたりで「最後はOctavariumで締めるかな」と思っていたら、そのとおりになった。
それにしても、Octavariumはエンディングにふさわしい。
Octavariumは個人的に好きな曲の1つなので、メドレーとはいえ演奏してくれたことはうれしかった。

(全体を通して)

少なくともアリーナ席の観客の多くは立っているように見えたが、2階席は意外と座っている人が多かった(1階席はよくわからず)。
私はずっと立ちっぱなしだったけど。
もっとも、座ってじっくり聴くのもありで、ライヴの楽しみ方は人それぞれ。

また、ラブリエは体調が悪かったとの情報もあるようだが、それでも十分満足できた。
仮に体調が悪かったとしても、あれだけ声が出せればすごい。
他のメンバーはといえば、ルーデスがForsakenのイントロをミスする、ポートノイがIn the presense of enemyの演奏でテンポがずれるミスをなどがあったらしく(他の方のblogの記事を読んで知りました。私は気付きませんでした)、演奏の正確さという面では問題があったのかもしれない。

マイアングのベースがやや聴き取りづらい(1曲目終了後バンドのローディに何か訴えていたという情報もあり)、時々音が割れて聴こえる、といったことはあったものの、全体の音のバランスはまずまず。
武道館は文字通り武道のための館で、コンサート会場としては作られていない(音響バランスなど)。
また、バンド側も前回の武道館公演でノウハウが蓄積されているのかも。

最新作・Systematic Chaosからの曲は、基本的にアルバムどおりのアレンジで演奏。
一方、過去の曲はアレンジを加えて演奏することも。
ただ、Take the timeなど一部の曲は、ジョーダン・ルーデスがオリジナルのキーボードフレーズとは違う演奏をしていたこともあり、なるべく原曲どおり演奏して欲しかった、との声も。
アレンジが素晴らしければこういった批判も少ないのだろうけど。
このように、ライヴで原曲が再現されるのを聴きたい、という意見もあるし、曲によっては私もそう感じることもある。
個人的には、ライヴでは原曲どおりのアレンジだけでなく、独自のアレンジを加えてもよいのではと思う。
アルバム収録どおりのアレンジばかりで演奏するのはつまらなく、それなら普通にアルバムを聴いたほうがいいのでは、と感じるからだ。
もっとも、最後にどう演奏するかを決めるのはバンドなので、それを楽しめばいいし、逆にどう演奏してくれるかという期待を持ちながらライヴを待つのも醍醐味だろう。

巷の意見では「重い曲ばかりだ」「長い曲ばかりだ」「あの曲やれ」「この曲やってほしい」「ソウル公演と同じセットリストでひねりがない」などいろいろあるようだ。
私も選曲には不満がないと書けば、嘘になる。
しかし、観客の好みは十人十色だし、Dream Theaterに限らずどのグループでも全観客を満足させるセットリストでライヴをすることなど不可能に近い。
おまけに、誰か一人のためにライヴをしているわけでもないのだ。
だから、コンサートのたびとはいえ、バンド側も選曲はきっと大変だっただろう。
それゆえ、バンドは少しでも観客を満足させようということで、妥協の産物としてアンコールをメドレーにしたのだと捉えたい。
個人的には、アルバムの最後の曲ばかりというメドレーは面白いと思った。

(セットリスト)

第1部
Constant motion
Never enough
Surrounded
The dark eternal night
Lines in the sand
Forsaken
The ministry of lost souls

休憩 (Intermission)

第2部
In the presense of enemy (Pt 1&2)
Home
Misunderstood
Take the time

アンコール
メドレー (Shmedley wilcox)
Leaning to live
Finally free
Trial of tears (I. its raining)
In the name of God
Octavarium (V. Razor's edge)

なお、このセットリストは今年1月のソウル公演のものと同一とのこと。

« 理数系の学力低下と「教育の沙汰も金次第」 | Main | ポリヴァレントな人材を育てる方法 »

「音楽」カテゴリの記事

Comments

Thanks for one's marvelous posting! I seriously enjoyed reading it, you're a great author. I will be sure to bookmark your blog and will eventually come back at some point. I want to encourage you continue your great writing, have a nice weekend!

Wonderful beat ! I would like to apprentice while you amend your site, how can i subscribe for a blog site? The account helped me a acceptable deal. I had been a little bit acquainted of this your broadcast offered bright clear concept

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83065/17732024

Listed below are links to weblogs that reference Dream Theater武道館ライヴレポート:

« 理数系の学力低下と「教育の沙汰も金次第」 | Main | ポリヴァレントな人材を育てる方法 »

March 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ