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世界を目指せない日本のIT産業

1月5日、日経に「IT産業は世界を目指せ」というタイトルの社説が載っていた。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20080105AS1K0500105012008.html
※1月23日の時点では日経のサイトには掲載されていない。
代わりに、無断で全文を引用、じゃなくて参考になりそうなblogの記事を見つけたので紹介。
参考: NGN(次世代ネットワーク)におけるITガラパゴス日本の苦悩
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20080108/1199779738

DVDの規格そのものも含め、DVDプレーヤ・レコーダなど、あるいは自動車では日本が世界を先導していることもある。
ただ、現状ではIT全般では「内向き」という言葉が出てきても仕方ないだろう。
それには、他の方の言葉を引用すれば、日本の商習慣、人材育成にお金をかけていない、などいろいろある。
日本国内の会社としても、国内への対応をするのが精一杯なのかもしれないし、世界に目を向ける余裕もないのかもしれない。
加えて、世界のよい点は真似して自分のものにするべきだが、欧米を追い越そうと必死だった高度成長期をとっくに過ぎた今、いまだにまねばかりではオリジナリティがなくなるのもまた確か。

とはいえ、「NGNにおける~」で触れていたように、日本(のIT産業)がガラパゴス諸島というのは大げさなたとえだろう。

I(C)T産業に限らず、様々な分野で日本が世界を引っ張れれば、日本人としてはうれしい。
上で書いたように、自動車などものづくりでは世界を先導している場面もある。
しかし、日本(人)にとってよいものが他の国の人たちによいとは必ずしも限らない。
時には国益が対立することもある。
ただ、日本の意見を通すべきところと海外の意見を受け入れるところで、うまくバランスが取ることは必要かも(結局ありきたりの結論だが)。
個人的には、I(C)T産業はもちろん、環境問題(CO2排出削減技術、削減スキーム、国民の環境問題への意識と取り組み、などなど)、再生医療(iPS細胞の実用化など)でも日本が世界をリードして欲しいと思うのだけれども。

PS
上の「NGN(次世代ネットワーク)におけるITガラパゴス日本の苦悩」では、「日本のソフトウエア生産性と品質は世界最高水準~なぜ日本のソフトは国際競争力がないのか。」の箇所で、日本のソフトウェアの国際競争力についても触れられている。
上記記事では、「日本独自の商習慣」が原因では、とまとめている。
これに関しては、以下の私の日記の後半も参照。
いいのか?サラリーマンプログラマで (http://danpaleta.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_9791.html)
なお、
ICT産業が嫌いな理由 (http://danpaleta.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/ict_131c.html)
で引用した記事によれば、日本のソフトウェアの国際競争力が低いのは「日本語という言葉の壁」、人材育成に費用を惜しむ業界構造が原因だとしている。
この内容と「日本のソフトウエア生産性~」の内容は、重なる点もあれば、異なる点もある。

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