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日本は医療後進国

http://scienceportal.jp/HotTopics/interview/interview19/02.html
医療において最も多いのは薬による治療だが、薬の状況では筆者いわく後進国だという。
記事によると、未承認の新薬100種の利用状況を調べた結果、アメリカ1、欧米3に対し、日本は38。
臨床試験の体制などが日本は遅れているのだろう。
もっとも、臨床試験を急ぐあまりに副作用を見落としたのではよくないだろうが。

薬はともかく、記事では(医療における)薬以外の他の分野で、日本がどれだけ遅れているか、逆に進んでいるかわからない。
その点も書いて欲しかった。

続きの文では、日本が医療後進国を抜け出すためには、総合的迅速臨床研究(ICR)を行うべき、との井村裕夫氏の発言を取り上げている。
記事によると、ICRは、

  • はじめからある程度ゴールを決めて研究する
  • 統合できるステップは統合する
  • より早く有効性、安全性を評価できる方法を探す

という内容のようだ。
なんだか当たり前のような内容にも感じるが、それすらもできていなかったのだろう。
ただ、今まではよい研究成果が出ても、それを論文にしておしまい、という世界だったようだ。
記事の主張では、研究成果を世のため人のために役立てるには、臨床試験など実用化を念頭におき、イノベーションを生むことが重要とのことである。
どんな立派な研究も、世の中に役立ててこそはじめて価値が生まれるのだ
(ただし、実用面、かつ迅速な事業化ばかりにとらわれてはいけない。物理など、研究成果がすぐ目に見えるとは限らず、何十年か経ってノーベル賞受賞となることもある。また、事業化に時間がかかることもある)。

記事では薬に目を向けていた。
しかし、本気で日本が医療後進国から医療先進国に脱皮したいのであれば、薬も含めよい研究成果を残すもさることながら、社会の仕組みも変えなくてはいけないだろう。
医療費の負担などの問題も、早く片付けなくてはいけない。
とはいえ、日本が医療先進国へと脱皮するために一番重要なことは、よい研究成果を残すことだろう。

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