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日本を出なければ未来はないのか

日本を出よ~留学の必要性と関連した、こんな記事を。

大樹や長いものに身を委ねるな
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/nagata.cfm?i=20090610cy000cy

簡単な紹介だけ。

表現はソフトだが、じっくり読むと大切なことが書いてある、この文から始まる。
「もはや私たち一人ひとりの競争相手は同じ職場の中や日本人だけにとどまらず、中国人、欧米人、インド人など世界の人たちとなっています。(中略)こうなると所属する国や企業に頼らず、自力で世界の舞台で戦える「個の力」が、一人ひとりに問われてきます。そして、こうした力を持つ人が少ない国や企業は世界から孤立し、忘れられていきます」
今の社会は世界全体が相手であることぐらいわかっている、いちいち書くにも値しない、そう思っている人もいるだろう。
そういう人は、上の記事を読む必要はないだろう。
だが、世界全体が競争相手であることを知らない、あるいは意識できない人たちは、読んでおいたほうがいいだろう。

著者の永田氏は、世界につながる人的ネットワークの重要性を、次のように説いている。
「生の情報を交換し合う人的ネットワークをいかに世界に広げるかが鍵となります。(中略)社内の人間と一席交わしたり、業界人脈づくりや異業種交流会に参加したりでは、しょせん日系企業に勤めるサラリーマン同士の情報交換の場です。外の世界が見えません。つまり、海の向こうにあるチャンスとリスクが見えず、世界の多様な価値観の存在すら気づかない井の中の蛙(かわず)となります。時とともに自分たち(個人・会社・国)の常識が世界の非常識になって孤立します」

そして、受身型ではなく、先を読んで対応することの大切さを述べている。
「日本には政治家や官僚、企業幹部を含め、こうしたグローバルな大局観を持って先取り型の対応をする人が少ないのではないでしょうか。受け身型の「寄らば大樹の陰」を好む姿勢といえます。グローバル化への先取り対応は新しい課題への大きなチャレンジです。リスクが大きくなり、失敗することもあるでしょう。たとえ失敗してもチャレンジは社会から賞賛されるべきです。だが日本ではリスクを取りたがらない、または取っても失敗の後遺症を長年ひきずり再チャレンジしにくい社会環境にあるため、長いものに巻かれたがる人たちも増えるのだと考えます」

「大樹の陰に寄りたがる国や企業の運命は、競争力の低下と衰退です。理由は簡単です。皆が向かっていきたいと思う実現性のある、まともな将来ビジョンが存在しないからです。(中略)そこにはビジョンに向けた強いリーダーシップが当然働きません。日を追うごとにビジョンと実態がかけ離れていきます。この乖離(かいり)が国民や社員の希望と士気をそぎ、国や企業の競争力を失う一方、「言ってもしょうがない。考えてもしょうがない。長いものに巻かれてしまえ」という国民や社員だけが多くなります。そうなると、革新どころか停滞・縮小、負のスパイラルへ突入です」

最後に、「比較的規制に守られ安定した業界の大手企業」へ学生の人気がシフトする中、「何とか今の会社にとどまろうと必死に忍び耐える」勤続10年以上の社員を念頭に、著者はこう述べている。
「これからは安定企業というのは規模にかかわらずどの業界でもなくなります。今からでも遅くありません。大樹の陰に寄らず、世界を直視し、独力で自分を磨き、自らキャリアプランを立て、自らの力を信じて羽ばたいてほしいと……。独力で世界を舞台に戦える人が増えて初めて、日本の将来に再び明るい灯がともると信じています」

この著者も間接的に、「日本を出なければ未来はない」というようなことを説いているのだろう。
ただ、海外で働くことは、あくまでも自己実現のための手段であり、それ自体が目的と化すことはあってはならない。

もっとも、今の世界情勢を考えると、日本を出るにしても、日本にとどまるにしても、茨の道が待っているのかもしれない。
まさに進むも地獄、退くも地獄。
結局は、自分で自分の道を切り開かなくてはいけないのだ。

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