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December 2009

「二兎を追うものは一兎をも得ず」と正しい道を進む信念

アントラーズは見事3連覇を達成。
レッズは6年前の再現ならず、優勝も阻止できず(ううっ……)。(※)

そんな中、レッズのフィンケ監督から興味深いコメントが。
【J1:第34節 浦和 vs 鹿島】フォルカーフィンケ監督(浦和)記者会見コメント(09.12.05)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00093648.html

> 様々な改革を進めていきながら同時に優れた結果を残したいという考えはよく分かるが、とても長いサッカーの歴史、そしてこの長い歴史から生まれたある程度の常識から言えば、それはとても困難であるということは皆さんもすでにお分かりだと思う。もちろん私たちもできる限り早く結果を残したいという考えはあった。しかし、今私たちは将来のためにこの道を進んでいる。そしてこの道は正しい道。近い将来、私たちは再び優れた結果を残すことができるようになるだろう。

まず、フィンケ監督が伝えたかったのは、「二兎を追うものは一兎をも得ず」ということ。
今は「様々な改革」(=コンビネーションサッカーの導入: 「個の力」に頼らない、など)と「優れた結果」(=タイトル獲得)の二兎を追う時期ではないと、フィンケ監督は考えているのだろう。
「長い歴史から生まれたある程度の常識」という言葉で、とかく結果を求めるサポーターをなだめようとしているのかもしれない。
そして、「私たちは将来のためにこの道を進んでいる」ということ。
「この道」とはもちろん「様々な改革」のことであろう。
「この道」を進むに当たり、「この道は正しい道」、「近い将来、私たちは再び優れた結果を残すことができるようになるだろう」という信念を持っていることが、フィンケ監督のコメントからわかる。

サッカー以外においても、とかく目先にとらわれがちな私たちを戒める、重みのある言葉である。
そして、「二兎を追うものは一兎をも得ず」と、正しい道を進む信念。
この大切さも伝わってくる。

個人的に、フィンケ監督は「ドイツのオシム」と呼ばれる割には、オシム前日本代表監督のような含蓄のある言葉を話さないな、と感じていた。
ただ、上のコメントを読んで、フィンケ監督が「ドイツのオシム」と呼ばれるゆえんを垣間見た気がした。

※2003年2ndステージ、ホームのレッズは優勝の可能性を残すアントラーズと対戦し、レッズが0-2から引き分けに持ち込む。この結果、F・マリノスが1stステージに続く完全優勝を果たす。
なお、今日のJ1では2位のフロンターレが負けるか引き分けた場合、レッズの結果に関係なく、アントラーズの優勝が決まっていた(実際はレイソル2-3フロンターレ。この場合、アントラーズは引き分けると勝ち点でフロンターレと並ばれる上、得失点差でフロンターレを必ず下回るので、優勝するためには勝つしかなかった)。
ついでに書くと、J1の優勝決定が最終節にもつれ込んだのは、2005年から5年連続である。
(Yahoo! のコメントで知ったこと)さらに、アントラーズの優勝7回(年間王者のみ)のうち、同じ年に巨人がリーグ優勝したのは5回ある(例外は1998年と2001年)。

参考
・浦和・フィンケ監督の目指すコンビネーションと「個の力」とのバランス・融合
http://danpaleta.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-d7d6.html

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