文化・芸術

「REALITY LAB 再生・再創造」展@21_21 DESIGN SIGHT

先週・27日に東京ミッドタウンへ行き、21_21 DESIGN SIGHTの「REALITY LAB 再生・再創造」(http://www.2121designsight.jp/program/reallab/)展を見る。

132 5. ISSEY MIYAKEがメインで、これが美しい。
132 5. ~は、コンピュータ折り紙で有名な三谷純氏がISSEY MIYAKEとコラボレーションして誕生し、今回の展示会のタイトルにもあるREALITY LABが、三宅一生氏とともに生み出した女性向け新ブランド、とでも書けばいいのか。
折り紙の技法がファッションで生きるとは。
(132 5. ~の登場に合わせたプロモーション的展示ではあるけれど)

この展示で鍵となっているのが、地球環境である。
132 5. ~で使われている布は、「再生」ポリエステルである。
再利用により地球環境への負荷を軽減しているという。
そのことが採用の理由だろう。

期間限定の「はやぶさ」1/2模型の展示もあった(すでに終了)が、これは地球環境を考える1つのきっかけになるだろう。
http://www.2121designsight.jp/program/reallab/works.htmlには、「松井は私たちが、宇宙や地球という視点から人間そのものを俯瞰することの重要性を指摘します」とある。
はやぶさは、その象徴の1つとして、隕石などとともに選ばれたのだ。
(はやぶさの展示には、科学技術の大切さという意図もあるだろうが、それは本題とややずれるだろう)

現代では、ファストファッションのように、ただ消費されるだけで使い捨てともいえるファッションがもてはやされている。
よいものを長く使うといった価値観が薄れつつある現状の中で、資源に限りがあることに目を向けなければならない。
一方で、ファストファッションなどの影響で、今までのファッションに関わってきた産地の人たちは苦しい状況にある。
海外生産の増加、人材流出、工場閉鎖、技術の断絶など、挙げればキリがないだろう。
この展示、いや132 5. ~で伝えようとしたことは、限りある地球資源とファッション業界の不振という、一見繋がりそうのない2つの問題に対する解決策である。
最新技術で実現した再生素材から、コンピュータ折り紙によって全く新しい服を「再創造」しようとすることで、服作りの各過程にかかわる人達には喜びを与え、着る女性には驚きをもたらす。
それが「132 5. ISSEY MIYAKE」という解決策なのだろう。

※展示会の様子はこちらの方のblogが詳しい
REALITY LAB ― 再生・再創造

"これも自分と認めざるをえない"展@21_21 DESIGN SIGHT

21_21 DESIGN SIGHTで開催されている、「"これも自分と認めざるをえない"展」(http://www.2121designsight.jp/program/id/)へ行ってきた。

「"これも自分と認めざるをえない"展」は、11月3日で展示が終わることが関係しているか定かではないが、会場には行列が。
そんなに観るのに時間がかかるのか、と思っていたが、体験型(インタラクティブな)展示が多いことを知り(行く前にちゃんと調べておけよ、というツッコミはなしで)、それも納得。
結局、会場に入るまでに30分ほど待つ。
その間、係の方(学芸員?展示員?)から会場のマップをいただく。
どんな展示かは書いていなかったけど。

上で書いたように、体験型展示が多いので、見るのは時間がかかる。
まず、展示を見始めるまでに時間がかかる。
名前の入力、身長と体重の測定、虹彩の撮影などを行う必要があるからだ(これはパスできるが、一部楽しめない展示も出てくる)。

会場の中は、人が多いことも相まって、見るのも少し疲れる。
ただ、インタラクティブな展示は面白い。
例えば、ゲート上にあるカメラで性別や年齢を認識し、その結果に応じたドアが開き先へ進める、「属性のゲート」。
男女、年齢(29歳未満と30歳以上)、笑顔かどうか、の計3つのゲート、それぞれ2つのドアがあり、どちらか一方(例えば男性なら男性の、女性なら女性のドア)が開く。

画像処理/認識屋(今は「元」が付きそうだけど)の私が気になったのは、「2048」。
これは、音声の案内に従って虹彩をスキャンすると、入口で入力した自分の虹彩の情報を照合し、同じく入口で入力した自分の名前が表示される、というもの。
身長と体重で人物を認識する展示の「属性の積算」という展示があったが、そちらのように2人に1人くらい間違った認識をするのとは異なり、並んでいる間に見た10人~20人くらいは全員的中していたようだ(文末の「参考」を参照)。
認識された自分の虹彩は、0と1が円形に並んでいる形で示される。
なお、内周は小さな字で、外周は大きな字になっている。
きちんと数えていないけど、内周も外周も0と1の数は同じかも。
さらに、画面に表示されているその虹彩の認識結果を、黒板消しのようなもので消すように音声で指示される。
その指示に従って画面を黒板消し(?)でこすると、0や1の情報が削られるが、それでも人物を認識している。
ある程度消すと、「もうあなたではありません」という日本語と英語のアナウンスが流れ、終了する。
虹彩認識は、多少の情報欠落にも強い認識方法のようだ。

あと、(私にとっては今さらだけど、)虹彩は0と1の2値で(つまり画像なら2値画像)、かつ内周と外周は同じビット数で記録されていることを知る(この展示で使われている装置だけかも知れないけど)。
よくあるデジタル画像のように、方眼紙に色をつけるようなやり方だと、虹彩はうまく情報を記録できないのかも。

展示の内容は、期待していたよりも面白かった。

・参考
虹彩の個人識別率は、誤認識率が約10^-6(=10^-4%=0.0001%)であることから計算すると、100%-0.0001%で約99.9999%である。これは、顔認識の精度である99.9%よりも高いとのこと(http://www.cl.cam.ac.uk/~jgd1000/irisrecog.pdf)。

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